ShinさんのPA工作室で紹介されていた無指向性のMEMSマイクを半月くらいかけてずっと試作していたのがようやく2本完成。AKGのC414では大きいし,スモールタイプの無指向性が欲しかったのだ。コイツのキモはMEMSマイク素子への半田付け。ヒートガンでプレヒートして,予めクリーム半田を盛った端子にAWG32の電線を半田付けする方法が紹介されていたが,タテ1.5mm×横2.5mmくらいの場所に足が4本出ているのだ。マイク周囲のEMC対策用グラウンドも配線するならプラス1本の都合5本だ。これはさすがに難易度高い(まぁ,練習用にいくつか潰して慣れれば出来そうではあるが)。そこで,ブレークアウト基板を作成してどうにかなるかの実験が今回のテーマ。元々スマホ等に使うマイクで,スマホでは当たり前に基板の上に載っている訳だから,どうにかはなるのかもしれない。ブレークアウト基板にはマイク生死や音そのものが確認できるようトランスやコンデンサも載せておく。ケーブル長が大ホール吊りマイクの300mという訳ではなくて,おいらの自家用だと長くて20〜30mなので電子式で良いのだが,オリジナルでベタ褒めしていたSMDトランスを差動入力で使ってみる。このトランス,今年始めにこれで作成したバウンダリーマイクをピアノの中に突っ込んで録音したのが中々いい感じだったのだ。今回使用したMEMSマイクはIM73A135V01。最近のKiCADにライブラリが標準添付されている位メジャーに昇格したマイクだ。フットプリントは自作せずKiCADに標準添付されているものを使う。この標準添付ライブラリを使ってステンシルを作成すると,データシートの推奨パターンがそのまま作れるようになっている。でもまぁ,自家用マイクの試作なのでステンシル作成は見送り。基板はフレックス基板にすれば厚みは無視できそうだが非常に高価なので0.6mm厚のFR-4素材で。基板袖を切断面から0.5mm空けるルールにすると手戻りナシで安く中華で作れるのでそれで作って,あとで超音波ナイフで所定のサイズまで削ることに。
基板化で一番ありがたいのが半田付け。今春我が家に導入したMHP50を使ったリフローで済む。ただし,ヒーターテーブルの大きさが50mm角なので,そこに収まるサイズの基板にしなければならない。なので,マイクがつく先端部分と,トランスがつくコネクタ部分を切断できるようマイク側とトランス側に配線用ランドをつけておいた。バラツキも含めて音が満足に出るか試した後に,配線ランド付近を切断してリード線で配線すれば良い。半田は秋月においてあったビスマス入り鉛フリー低温半田を使用。鉛フリーなのがありがたい。いつの間にか販売完了になってしまったが,DigiKeyで普通に買える。夏前に買った7月期限の特価品を使い切っていないのでそれを使用。先々週,来年1月期限の同じモノが特価で2階に置いてあったのでソイツも購入。期限切れさえ気にしなければ十分だ。コイツは鉛フリーなのに共晶半田より低い138℃で溶ける。強度は盛ったり削ったりしない分には十分。ただし,シリンジの針は今回の用途には添付品では太すぎるので細いモノに交換。シリンジ用にコーキングガンのようなレバーが市販されているので,これを使ってマイクの部分はルーペで覗きながら慎重に盛る。リフローのプロファイルは半田のデータシートにあるものを少し高めにして使用(片面ヒーターなので,そのまま使うと温度不足になる)。ただし,プレヒートの温度と時間だけはIM73A135V01のデータシートに合わせて設定しておく。

片面リフローしたところ。この後,裏面にトランスをつけて,コネクタつけて音出しチェック。
コンデンサはルビコンのPMLCAP。最近はこれ一択。抵抗はいつも使っているYAGEOの薄膜抵抗。
筐体に対して基板が微妙に長く,右側のコネクタ用端子も写真の状態から2mmほど削る必要があった。
筐体は無難にClassic ProのAXP221を使ってみた。コイツは容積が思ったより小さく,以前ノイトリックのコネクタに軽く内蔵できたトランス付き基板を更にナイフで削るハメになってしまった。中の3本足コネクタはイモネジを奥へ引っ込ませると外れる(初めこれが分からなくて結構悩んだ。まだまだ素人だ)。フォンジャック部の金具をひっぱり出した後に,中のガラエポ基板っぽい部分の穴をリュータで広げ,φ5mm程度にする。マイク素子を取り付けるステンレスパイプは6mmのものを使用し,裏面導通タイプの銅箔テープを巻いて6.35mmにしてフォンジャック部分に挿入。これで内側で上手くひっかかって簡単には抜けなくなる。中は脱脂綿をギュウギュウ詰めに。マイク側の基板のダンプもそれで。トランスとコンデンサは筐体とショートしないよう,ガラスクロステープを巻いておく。コンデンサの端面とマイクの配線ランドは紫外線レジンで絶縁し,蓋をして音出し。自分の声で歌をうたいながらチェックする限り派手な共振はしていないようだ。グリルはスポット溶接機がないので紫外線接着のままで使用。今の所とくに問題ないが,ノイズだらけの現場に持って行ったら使い物にならないかもしれない。スポット溶接機は以前から欲しかったので少し大きめのモノをアリエクに出店していた販売元に注文してみた。ところが輸送の問題があり,¥300クーポンをつけて一ヶ月以上かかる一番遅い業者に勝手に振り替られてしまった。おまけに明日から国慶節で1週間休みだ。アリエクはこれがあるから怖い。大容量リチウムイオン電池でも載っているのだろうか。10月下旬にホール録音の機会があるが,そこには間に合いそうもない。まぁ,これはこれで溶接機が届いたらまた試作してみるか。

完成。上の写真の基板の細長い部分を超音波カッターで切断し,ランド同士をAWG30で配線後,筐体に挿入。
パイプの長さがオリジナルより5mmほど短いがご愛嬌。
羽田空港で火事のニュース。空港から海老取川を挟んで対岸にクロネコヤマトがあるあたりの場所の,古い格納庫を解体中に火事になったらしい。場所を調べてみると,懐かしいものを発見。ポンジュースのネオン看板だ。羽田空港の沖合移転前,海老取川の向かいが滑走路だった頃,B滑走路終端(滑走路が今より海老取川寄りにあり,弁天橋から続く道に現存するトンネルが昔の滑走路終端)あたりから見える位置に大量のネオン看板があって,夜に光り輝くコイツらを見ると東京に帰ってきたという気がしたのだ。ところが滑走路移転でほとんど撤去。なぜかポンジュースだけ残ってる。しかもググってみると最近リニューアルしたらしい。GoogleMapで改めて位置を確認してみると,コイツは環八より北側で,モノレールが地上に出る場所。つまり,飛行機から見るのはキツい距離だが,モノレールがトンネルから抜けると最初に見えるのがポンジュースということになる。だからここだけ残ったといえば,なんとなく納得。ホントかどうかはわからんが。
昨日の続き。塗装屋が忙しいのは本当で,人手不足というイマドキらしい理由だった。1〜2ヶ月待ちの場合もあるのだとか。交渉で2週間待ちくらいにしてもらったが,塗装のために剥がすと確実に割れる部品が出てきたので,まずはそれを入手するところからになった。塗装自体は少しずつ1ヶ月くらいかかるので,それまでに入手できれば御の字なのだか,まずはパーツナンバー調べるところからだよなぁ...
愛車の塗装が再度禿げてきたので,十何年ぶりに全塗装してもらおうと前回の塗装屋に電話したら,今日は担当不在なので明日よろしくとのこと。しかも結構忙しいらしい。うーん,コイツが化粧直しできる日はくるのだろうか。
一年少しぶりくらいに某所で星見物。今年は土星の輪が物凄く薄くなる15年に一度の年なので,土星を撮影。望遠鏡の接眼レンズに取り付ける延長筒を使ってペンタックスの中古一眼で撮影。アマチュアが使える望遠鏡なのと,接眼レンズのカビと薄曇りの影響で解像度はイマイチ。でもまぁ,いい感じだと思う。確かにいつもは面に見える土星の輪が線になってしまっている。

iPhoneではイオも一緒に撮れたのだが,イオを撮ると土星が光りすぎるジレンマが。
真横からなので土星の特徴である扁球形状がよくわかる。

月が出ていると月を使ってピント合わせできる。解像度の都合でこれ以上は合わない。
ヤマハのVOCALOID6のEditor Lite版をクリプトンのユーザに無償配布するというメールが飛んできた。対象はMEIKO,KAITO,初音ミク,鏡音リン・レン,巡音ルカのユーザ。V3とV4は対象製品ごとに異なる。初音ミクのV6版発売が遅れたままだが,そろそろ出せそうになった証跡なのか,諦めたのか。で,早速ライセンスキーを申請してみた。Lite版はボイスバンクの添付が無いだけで1トラックで使うならエディターとしての制限は無い。ただし,ボーカロイドを複数トラックにするのは不可。DAWから呼べないスタンドアロンであることもイマイチだ。ソロで歌わすにはこれでも十分かもしれんが,ボーカロイドに合唱させてるおいらにゃ役不足。スタンドアロンというのもイマイチだ。うーん,インストールすることはないかな。
東京都で無電柱化条例案というのが出てきた。最初は環7の内側と震災時に特に甚大な被害が想定され場所を規制区域とし,規制区域での電柱は廃止。最終的には都内全域を規制区域とするらしい。最近は絶縁材料も進化したし,埋設用のパイプも進化しているので地震対応(埋設物の対応は道路上の瓦礫を片付けた後になるので遅れる)ナシでよいならやりゃいいと思うが,問題はトランスをどこに置くかだ。 電柱ならトランスは電柱に吊るせばよい。無電柱にすると,地上のどこかに置く必要があるのだ。無電柱の香港ではそこらじゅうの路上にトランスが置いてある。電柱間隔では置けないので割と大型のものだ。でもあれは住宅地ではなくてビル街で歩道があるから可能なのであって,4m道路しかないような郊外には電柱があるのだ。付近は地中化していてトランスだけついている謎の電柱とかもある。まさか無電柱推進派の諸氏,配電にはトランスが必要不可欠だということを知らんなんてことはないだろうな。地下道並の立派な共同溝がある銀座の中央通りしか見てないなら考えを改めた方が良い(同じ銀座でも晴海通りには路上トランスがある)。道路を拡幅して路上におくか,金払って付近のビルの機械室に置いてもらうか。
香港に上陸した台風は未明のうちにシグナル9→シグナル10となったようで。香港では死者は出なかったものの,今回は高潮が結構な勢いだったそうで。海洋公園の建物で高潮がガラス張りのドアを破って中にドバっと入ってくる映像が。スマホでそんなもの撮影してないでさっさと避難しろとツッコミ。マカオの市街地も結構水没したそうだが,東京のゲリラ豪雨のように雨で水没ではなく高潮での水没なので美味そうな海の幸が大量に市街地に流れてきたらしく,膝下が海水に浸かった状態ではしゃぎながら収穫している映像が。たくましいねぇ。
感心したのがキャセイパシフィックや広州起点のFedex。所属の航空機を諸外国の空港に避難させていたらしい。香港から諸外国行きを運行して,帰りは運休というパターンだ。なかなか賢いわ。うーん,でもこのパターンだと,いま深圳にあるおいら宛の小包は日本到着が遅延? 10月の国慶節前になんとかならんかと思って急ぎ発注した奴なのだが,日本への発送間に合うといいな。
昨日,一日中自家用車の窓を開けて走っていたおかげで気がついたらアレルギー性っぽい見事な結膜炎ができていた。運転するのがわかっていたのでザイザルの服用を止めていたので仕方がない。昨夜ザイザルを復活させたらいつもの時間に全く起きられない。睡眠薬ではないし,昔のポララミンなんかに比べれば2桁倍くらいマシ(当社比)なのだが,そうは言っても眠いものは眠い。おやすみなさい。
明日が彼岸なので恒例の墓掃除。伸び放題の柘植の剪定をしていたら虫が。柘植によくいる害虫の蛾ではなくてアゲハの幼虫だ。それもよくみると複数。人によってはグロテスクに見えてしまうので写真は載せないが,どれも色鮮やかな終齢形態なので植物に擬態していてよくみないとわからない。柑橘系にアゲハの幼虫がくると丸坊主にしてしまうのだが,柘植にも来るとは。いっそのこと丸坊主にしてくれれば数ヶ月間隔で剪定しなくてよくなって楽。しかし樹勢の方が勝るようでそうもいかず。で,剪定の鋏を避けてくれればよいのだが,やつらは終齢形態だとあまりキビキビと動かない。注意して剪定したのだが鋏で1匹ぶった斬ってしまった。墓場で殺生とは罰当たりな。南無。
帰りに秋月に寄ってみたが豊漁だった先週の2匹目のドジョウはなし。1時間余計にかかったところでおもいっきり夕方ラッシュに当たってしまい,大渋滞に呑まれることに。まぁ,いいか。
今週とんでもない台風が来るかもと戦々恐々の香港。なんだかまた行きたくなってしまっているので色々調べてみたら,上環の飲茶屋,蓮香樓に知らん間に尖沙咀支店できていた。調べてみると今年の5月末にオープンしたらしい。場所は彌敦道からmiraplace1と2の間の金巴利道を少し入った,マツキヨの向かいの長利商業大廈の,日本式の2階と3階(香港式だと1階と2階)。デカい看板が出ているのですぐ判るようになってる。なんと24時間営業で,24時間ワゴン式だそうだ。あかん。点心のワゴンの写真みてたら腹が減ってきた。うーん,昨日タカスタカスタカスに10万円くらい注ぎ込んでたら軍資金バッチリだったのだけどなぁ。
高須クリニックの高須院長所有馬 タカスタカスタカス,Xで盛り上がっていたので応援馬券を。阪神3レース,ダート1200mの新馬戦だ。しかしWINSはともかく自宅で購入となると即PATのIDを探すところから。ようやく奥底からIDが出てきたが全く入れない。IDかパスワードが違うらしい。色々悩んで,そういやここ何年か南関競馬SPAT4ばかりでJRAの即PATは使ってなかったなぁ。と。こりゃ時効でID抹消されたのかもしれん。再登録しようとするも,銀行のパスワード変えたら即PATからは銀行に2重ログイン扱いになってしまい時間切れ。うーん,昨日確認しておけばよかったなぁ。レースはというと最後差されそうになるが見事な逃げ切り。こりゃ応援馬券ではなく本命馬券でも良かったか。
阪神競馬,その後の11レース大阪スポーツ杯。なんと11番人気のスターペスカオリに13番人気のテイエムランウェイが連対して誰もがびっくり馬連168,330円,3連複490,990円。誰が買ったのか3連単1600番人気5,628,510円。Xで馬連当たった馬券を晒していた人いたが,3連単は果たして。
スイッチサイエンスでみつけた中華ピンセット式LCRメーター LT1,これ,悩んでいるうちに次の日には売り切れていたモノ。再入荷はずっと後と予想して,スイッチサイエンスより若干高価だがアリエク経由で販売元のALIENTEKに直接注文したのが届いた。中身は秋月に置いてあるDE-5000の携帯版みたいな感じ。ピンセットなので,素性のわからんSMD部品の両端をさっと掴んでさっと計測できるのがウリ。ただし抵抗測るとミリオーム単位で数値が出てくるのでケルビン計測ではなさそう。まぁ,中華なのでゼロと誤魔化していない分信用できるという話なのかもしれん。DE-5000でもSMD用プローブをつければピンセット計測できるし,純正のSMD用プローブは中身がケルビンブローブで正確なのがありがたいのだが,コンデンサのように文字表示が無くて素性がわからんSMD部品の選別は正確さが必要なわけでもないので,DE-5000をわざわざケースから出してくるのは面倒だったのだ。このLT1だが,本体の背中に磁石がついていて,貼り付けて片付けておけるのは地味に便利。ただ,この磁石,散らばった鉄リード部品をごみ収集のようにくっつけてしまうお茶目さもある。えっ,片付けておけって? ごもっとも。
先月のフォノイコライザーアンプに接続するADコンバータの続き。ADコンバータはI2S出力だが,入力ができるUSBというのがなかなか無い。DIT4192でS/PDIFに変換すれば,マトモなUSB I/Fならハイレゾで喰えるが,そうでないと48K/16bit品ばかりだった(ごく一部,そうでないものもあったが)。適当な中華基板は無いかとアリエクを覗いてみると,SA9227を履いた入出力可能基板を発見。A/DとD/Aが両方つくれるというモノだったので半月前くらいにポチった奴を試してみた。マスターモードとスレーブモードが選べるというので,A/Dに使うならスレーブだろうと,スレーブモード品に。ジャンパは無いのでROM焼き込みか。Macからの制御はサンプリングレートとビット切替だけ。384K/32bitまで対応。ただしこの基板で実際に動くかどうかは不明。こいつにはTOSLINKを受ける3.3V出力が無いので電源のパスコンから引っ張っておく。早速S/PDIFを食わせてみたが,何も反応がない。どこかで切り替える必要がありそうだがI2Cも反応しない。しかたがないのでI2Sをそのまま食わせてみたら音が出た。ただ,48Kだと問題ないものの,96Kだと時々ロックが外れるようなノイズが出る。うーん,ブレッドボードじゃダメなのか,実はマスターモードで動いているとかなのか。あとでオシロで確認してみるか。

レギュレータ横のパスコンに角を生やして3.3Vのピンを立ててみる。
先週のIchigoJamの続き。NTSC-HDMI変換とHDMI-USB変換とOBSを介して表示できた。文字がでかくて驚いたが32x24表示らしい。昔懐かしい40桁表示のオマージュか,単純にハードの制限なのか。ともかく,動作は問題なさそうだ。しかしこのBASICで果たして何ができるのだろうか。内蔵メモリは4Kバイト。コンソールバッファがあるのか分からんが,あるとしたら32*24=768バイトはそれに使われてしまうので,残り3.25Kバイトだ。記録媒体は外付けのEEPROMの他に,LPC1114の内蔵EEPROMを使ってプログラムのセーブもできるらしい。見かけはレトロなBASICだが,そんなところはなんだかイマドキっぽくていいかも。

LED命令はボード上のLEDを制御。WAITは1/60単位で停止。
そして何故かウチのキーボードではCtrl-Cが効かない。(プログラムを止められない...)
合唱練習のついでに久々に秋葉原の秋月詣。最近AppleのAirTagの電池が一気にダメになってきたのでCR2032を買い溜めしに行ったのだが,やはり楽しみなのは2階だ。収穫はLME49740NA 25個で250円と,期限間近(とはいっても来年1月)のビスマス入り鉛フリークリームはんだシリンジ2400円。LME49740は,シングルLME49710,デュアルLME49720のクアッド版。以前飴屋工房でネタにしたLM4562も同類だ。長期保管品の在庫処分とはいえ1個あたり10円とは恐れ入る。あと,3.9A対応の表面実装の電源ジャック20個50円。シンガトロン製なので,中華ではあるが無名メーカよりはマシ。これ,普通に買うと2個100円だったので20個50円は格安。マル信の足付き4A版MJ-179PHと比較してバネやモールドの信頼性はどうだかよくわからんが,自家使用なのでどうでも良い。ダメになったら付け替えればよいのだ。これは地味にありがたい。
色々あった予定を全部潰して朝からボカロ三昧。なんとか完成して納品完了。ようやく宿題全部おわり。お疲れ様。おいら。
グレゴリオ聖歌勉強会の日。今日のテーマは大天使ミカエル。川原泉の漫画ではないので女子高生やお嬢様学校は出てこない。兵士の守護聖人であり,もっと血生臭い話だ。ラテン語読みでミカエル。他の言語だとマイケルでありミシェルでもあり,ミハイルでもある。9/29がミカエルの祝日だったのを,後世の整理でガブリエルとラファエルを足して三大天使の日。イスラム世界ではミカエルよりもガブリエル(ジブリール)の方が信仰を集めているそうだが,カトリックではミカエルの方が信仰されている。
ちなみに日本国の守護聖人,今は歴史の教科書に出てくるザビエルだが,昔はミカエル。その理由が,1549年にザビエルが薩摩国の領主,島津貴久に布教許可を得たのが9/29だったからなのだという。テスト勉強でいうところの以後よく(1549)広まるキリスト教だ(さすがに9/29はテストに出ないと思うが)。大天使といえど,天上位階論で語られる9つの階級のなかでは下から2番目。一番上は熾天使のセラフィム。神に近いところで仕事をしている天使ほど格上で,世俗に近いところで仕事をする大天使は格下らしい。天使の世界もなかなか世知辛い。
用があって中古のLTEで使えるガラケーを買ったのだが,いかにもビジネス用なのでラッピングすることにした。暗くなると作業しずらいと思い,午前中に散髪に行ったあとに寄り道もせず帰宅して作業に備える。ところが届いたカット済みラッピングシートが別機種用の別色。配送元に連絡取ったら送り間違えたらしい。こりゃ素直に寄り道すりゃよかったかなとも思ったが,早く帰宅した恩恵は無かった訳でもなく,連絡が早かったのでカットしなおしたシートの発送が本日分の集荷に間に合いましたなんて連絡が来た。拾う神もあるのね。
某コンサートに行くつもりで予定だけ開けておいたのだが,先月末の一般売りチケット争奪戦で開始3分完売に負けたので家でおとなしくしていることに。夏休みの宿題,取り敢えず原稿書きは終わったので,別のネタを少し。以前,秋月の八潮店に置いてあった6枚100円(だったか200円だったか)のIchigoJam Uのジャンク基板でIchigoJam Uを作るというネタ。この基板,少し前まで通販で1枚180円で売ってたものと同一。部品は全く載っていないので別途購入要。とはいっても,全て汎用部品なので手持ちの部品だけでなんとかなる。この基板の問題は2つ。1つめの問題はマイコン用3.3VレギュレータがGND,IN,OUTの配列でないとダメなこと。普通に売ってるLP2950などのOUT,GND,INの物では左右逆,かつ,INとGNDを入れ替える付け方にしないと使えない。これはセイコー(エイブリック)のS-812Cシリーズ用のピン配列だ。仕方がないのでいつもつかっているSMDのAP7375を変換基板に載せて,GND,INの部分はそのまま配線。OUTはグルっと回して配線した。もう1つの問題は給電用のUSB端子が左右逆。つまり,リバースタイプの変換基板を想定していること。普通に出回っている変換基板を使うなら裏表逆に搭載しなければならない。秋月にあるポリスイッチ保護付きのリバースタイプを使うことを想定しているのだろうな。ここは素直にポリスイッチ保護がついたこのリバースタイプの変換基板を使用。次にマイコン。ファームウェア書き込み済みのLPC1114が必要。そんなものは今時入手困難。手持ちもあるが貴重なので残しておくことにして,TSSOPタイプの物が秋月にあるのでそれを変換基板に載せてIchigoJam用ファームウェアを書き込んで使うか。ファームウェアはここ。これをlpc21ispで書き込み。Macからも直接書けそうだが,治具で使っているRaspberry Pi ZERO 2から書き込んでみる。Raspberry Piならシリアルポートを持っているという期待からだったが,よく考えたらRaspberry Pi自体がLinuxなのでシリアルポートはコンソールとして占有されてしまっている。これを解除して配線すれば良いが,そんなことに悩むより目の前に転がっているFTDIのUSBシリアルを使って配線した方が早い。ターゲットのLPC1114をブレッドボードに載せ,ついでにUSBシリアルも載せる。データシートを見ると電源はpin7と21,グラウンドはpin8と22。あとはpin15のRxをUSBシリアルのTx,pin16のTxを同様にRxへ。pin23のResetをDTRへ,pin24のPIO0をRTSへ接続したところで,電源を入れてlpc21ispで書き込み。lpc21ispはググるとソースからビルド推奨となっているが古い話のようで,普通にsudo apt install lpc21isp で入手したバイナリで問題なく書き込めた。
$ lpc21isp -control -bin ichigojam-jp-ntsc-jpkbd.bin /dev/ttyUSB0 115200 48000 lpc21isp version 1.97 File ichigojam-jp-ntsc-jpkbd.bin: loaded... image size : 24576 Image size : 24576 Synchronizing (ESC to abort). OK Read bootcode version: 1 7 Read part ID: LPC1114.../102, 32 kiB FLASH / 4 kiB SRAM (0x1A40902B) Will start programming at Sector 1 if possible, and conclude with Sector 0 to ensure that checksum is written last. Erasing sector 0 first, to invalidate checksum. OK Sector 1: ...........................|.........................|.........................|......................... Sector 2: ...........................|.........................|.........................|......................... Sector 3: ...........................|.........................|.........................|......................... Sector 4: ...........................|.........................|.........................|......................... Sector 5: ...........................|.........................|.........................|......................... Sector 0: ..........................|.........................|.........................|......................... Download Finished... taking 15 seconds Now launching the brand new code
で,次は起動試験といきたいところだが,NTSC入力可能なモニタは既に処分しており手元に無い。ファミコン互換機に使っていたHDMI変換器がファミコン互換機と一緒にどこかに片付けてある筈なので,それを探し出すまでペンディング。また今度。

手持ちの部品を載せてみた。果たしてこれで動くのだろうか...
午後から酷い雨が。戸越銀座が水没したなんてXで話題になってたが,あそこは以前も浸水があった気がするがいつだったか。地形図を見ると,戸越銀座通りはおもいっきり谷戸になってる。池上線の戸越銀座駅から五反田側に進むと,第二京浜とTOCのある丘まで切り通し。蒲田側は隣が地下駅なので下り坂だが地形は上り坂。戸越銀座駅は谷。一本西側の谷戸の立会川も暗渠はともかく京浜東北より下流側の開渠部分が溢れたというくらいだから,品川区のあの辺にとんでもない豪雨が降ったのかな。

地形図。色が薄くなるほど低地になる。中央の戸越銀座通りがちょうど谷底になっている。
左側の谷の始まり付近に池上線の戸越銀座駅。右側が下流。
未明にiPhone17の発表。購入にあたって問題はeSIMだけになって物理SIMスロットが無くなったことだ。アメリカはそれで良いし,日本も3大キャリアだけ使うならそれで十分だが,東南アジア,特に香港で使うときに困る。という訳で香港版やシンガポール版のスペックを見てみると,見事に物理SIMスロット付きだ。そりゃそうだ。9/19発売。うーん,香港版は変な規制が入っていると面倒なので狙うならシンガポールかもしれんが,シンガポールにiPhoneの予約いれて日帰りで買いに行くってのも結構キツい。通販は下手したら往復LCC代が出るくらい割高だしなぁ。
ジョーシンから優勝記念福袋が届く。ヤクルトファンでもこういうのは嬉しい。まぁ,ジャビットが出てくるならやめたかもしれんが。
夏休みの宿題の原稿がようやく校了。あとは印刷と発送だけ。来週使うので仕方がないのだけど,さすがにハードだった...
餃子の王将のスタンプ2倍,今年後半戦はいつもの9月以降月後半の他にアプリに限り毎週月曜も。ってことで食いにいってきた。今年は春に頑張ったお陰で7%引きなので中々貯まらないのだが,あともう一回くらい倍スタンプ日に行けば25個の条件クリアか。
阪神セリーグ優勝。ってまだ9月初旬だろうに。史上最速。これも首位阪神以外全チーム借金のお陰か。ドンケツの我がヤクルトだけでなく阪神以外全チーム猛省した方がいいかもしれん。19時くらいから道頓堀のひっかけ橋のグリコ看板前からのYouTube中継をずっとBGVにしていたのだが,警備の警官がズラリと欄干前に並んでいる。戒厳令かこれは。20時くらいから人が増え始めたが,この警備じゃ橋の上からは無理だ。でも脇からプールの飛び込みのように飛び込む連中はいくつか。やはりここは2年前のようにセリーグ代表として立派に日本一になってほしい。
原稿追い込み。昼は先月行き損なったいつもの蕎麦屋で野菜天ざる。なんとか夜までに完了。あとは校正待ちだ。
〆切に追われていてマンガなんか読んでいる暇はないのだが,現実逃避。ふつうの軽音部 久々にジャンプだ。アマゾンで期間限定無料の1巻。ふつうなので登場人物は敢えて可愛くない。でも話の展開はジャンプっぽくメチャメチャ。全然ふつうではないのだが,これ,ふつうに面白い。部室で毎日高級紅茶でダベっていたり,ギターが超上手い対人恐怖症のYouTuberがいたりしない,ふつうの軽音部。初回無料で読めるジャンププラスで最新78話まで一気読みしてしまった。うーん,〆切〆切....
火曜に注文したバッテリーが届いた。残念ながら外は雨。傘をさして交換する気にもなれず。ああ〆切が...
首位阪神が全部負けてヤクルトが全部勝っても優勝の可能性が無くなったということで,高津監督のクビが決まってしまった。来年は池山の噂があるが監督としてはどうだろうか。ぶんぶん振り回すバッターばかりにならなければ良いのだけど...
病院に行ったら車のバッテリーが上がってしまった。さすがに酷暑だ。完全にスターターが回らない状態ではなかったのでタイミングを合わせてアクセル踏み込む20世紀車ならではの技でなんとかエンジンをかけて帰宅したものの,バッテリーを買い換えるしかないかな。載せていたバッテリーは販売終了になってしまった松下の白カオスだが,交換したのは2023年の11月だ。うーん,いくら酷暑とはいえ,2年持ってないぞ。保証期間内だ。でも7/21に修理屋から返ってきたときに既にスターターが回りにくい兆候があったので仕方がない。そりゃ,部品が届くまで1ヶ月以上も暑いなか修理屋の駐車場で不動車扱い。その後もエアコンで酷使したのだから。
昨日の続き。なんとか選曲もおわり。あとは楽譜作り。間に合うのか?
